石橋記念公園で思ったこと
夏の帰省の際に、はじめて祇園之洲にある石橋記念公園に行ってきたよ。
これは、西田橋。
甲突川にかつて、上流から玉江橋、新上橋、西田橋、高麗橋、武之橋の5つの石橋が架かってた。
だけど、平成5年の8・6水害で武之橋と新上橋が流出してしまいました。
残った石橋をどうするかという議論がおこりました。
当時はまだ20代だった自分は、「橋は川に架かっていてこそ橋!
どっかに移築するなんだ、土建屋が喜ぶだけやらい!
川を掘り下げたい大雨の時の貯水をすればよか!
そもそも、山をやいやい削って無計画に団地やらなんやらを作った行政が悪か!」
と息巻いたもんでした。
座り込みや県庁への乱入なんかもあって、市民グループと国・県が激しく対立しました。
市民グループは裁判までおこしましたが、却下されました。
県外からそれらのニュースを見て歯がゆい思いをしていたのも事実です。
しかし、こうなってしまった以上は大切に市民に親しまれるように保存してほしい。
近年は地球環境の変化によって、今まで経験したこともないような気象の事象がおこっているし、再び流さ
れてからではもう取り返しがつかないし。
甲突川に架かる、美しいアーチ橋を見られなくなるのは景観的にとても寂しいきがするのは今も変わりません。
だけど、石橋記念公園でこうして大切に保存されて、子供が遊べる水辺として残っていくことを素直に今は受け入れたいと思います。
ただ、さっきも書いたけど、乱開発による山の保水力低下をまねいた行政の責任ははっきりしてほしいものです。
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